今回はファミリーカーを選ぶにあたって、トヨタのラッシュを詳しく解説していきます。
トヨタ ラッシュ どんな車?
トヨタのラッシュという車は、2006年から2016年までに販売されていた車種で、ダイハツが製造しトヨタが販売した共同開発車のため、ダイハツのビーゴという姉妹車があります。
先代にあたる車はテリオス・キャミ、後継は間接的にロッキー・ライズになり、街乗りコンパクトSUVです。
全長3,995㎜、全幅1,695、全高1,690というコンパクトボディで真後ろから見れば真四角の形をしているのが特徴で、長さと横幅は現在販売している後継車種トヨタ ライズとほとんど同じです。
フォレスターと比べてみました。
車種 | 長さ | 横幅 | 高さ |
トヨタ ラッシュ | 3,995㎜ | 1,695㎜ | 1,690㎜ |
スバル フォレスター | 4,640㎜ | 1,815㎜ | 1,715㎜ |
スバル フォレスターと比べて一回り小さいといった感覚です。街乗りには便利な大きさですね。
それでは、過去のレビューを調べて発見した良いところと悪いところを伝えていきます。
過去のレビューを調べてわかった良いとこ悪いとこ
販売が終了してから現在(2024年)で8年が経過しているため、あまり見かけない車になってしまいました。中古車を購入するにあたって、どんな車なのか知りたかったので過去のレビューを100件ほど調べたので、ランキング形式で良いところ悪いところを発表していきます。
まずは良いところからどうぞ。
トヨタ ラッシュの良いところ4選
1位 コンパクトで運転しやすい
やはり1位は車体のコンパクトさでした!見たまんま、イメージ通りの結果になりました。特にファミリーカーとしては女性でも買い物やレジャーでの駐車がしやすいといった声が目立ちました。コンパクトさと車高の高さで狭い場所でも運転がしやすいようです。
ただし、背面にスペアタイヤを背負っているので、バックが苦手ともありました。バックカメラは取り付けた方がよさそうですね。
2位 車内が見た目のわりに広い
これは意外だったのですが、室内が思ってるより広いようです。後部座席が前方へも跳ね上げることができるようなので、乗車人数が2人になりますが、大容量の荷物が積めそうですね!これも車高の高さが生きているなと感じます。
3位 目線が高い
こちらは、1位のコンパクトな車体に近いのですが、「目線が高い」ということを強調している人が多かったのでランクインしました。
運転席の目線が高いと車体の大きさがわかりやすく運転しやすくなるのはもちろんですが、死角も減るので安全性も高めることになります。ファミリーカーとして使用すれば周りに子どもがいる状況になるため、安全性が高くなる「目線の高さ」は高評価です!!
4位 走行性能が良い
ラッシュは見た目だけでなく、内部にもこだわっていて、縦置きのエンジンにFRと4WDがあります。またセンターデフも備えた本格的なSUVで、「街乗りSUVで山に行く」というよりは「山用SUVで街に行く」といった仕上がりになっています。実際に、林道やスキー、悪路といった使用レビューがありましたが、走破性が良いという評価しかありませんでした。
ほかにも、「あまり見かけない」や「乗り心地が良い」といったものもありました。
トヨタ ラッシュの悪いところ
1位 燃費が悪い
レビューを見ていくと「思ったより燃費が悪い」、「サイズの割に燃費が悪い」との声が多くみられます。実際の燃費を掲載しているものは少なかったのですが、12㎞/Lというレビューが4件ありました。カタログ燃費が13~14㎞/Lですが、車体がコンパクトなので、購入燃費が良いと期待する人たちが多いようです。
走行性能の良い本格的なSUVの代償ということでしょうか。燃費の良さは期待できません。
2位 パワーが物足りない
パワー・加速力といった車の瞬発力も弱いようです。パワーが弱いため、もっさりとした走りになってしまうようです。また車高が高いため、ロール(ふらつき)も発生します。そのためスピードを求める人には向かない車なのかなとも思いました。
3位 内装が安っぽい
内装が安っぽく高級感がないというレビューも多く見られました。実際に内装を確認すると木目調や本革といった高級感を演出する使用は少なく、シートについてもグレードの選択肢がほとんどなく、社外パーツも少ないため、安っぽい内装を改善する方法はほとんどないようです。そもそも10年前の車のため、内装をこだわる人にはおすすめできません。
4位 価格が高い
発売当時はコンパクトカーの立ち位置の中で割高に見える価格設定だったようです。2024年では中古車価格は50万~100万円と中古車価格としては無難な価格と思います。状態の良い車両を見つけて、実車を確認したうえで購入を考えていきたいですね。
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